WPP/Kantar、日本のブランドランキング上位50を発表:トヨタは競合と差をつけ首位をキープ、 LINEと楽天が大躍進、イノベーターの筆頭格は任天堂

 

景気後退、パンデミック、オリンピックの遅れが成長の課題と機会を生み出す
~ 世界におけるブランド価値を測る調査

 

本日、WPP(本社:イギリス・ロンドン、最高経営責任者:Mark Read )とKantar(本社:イギリス・ロンドン、日本法人:合同会社カンター・ジャパン:東京都渋谷区)が発表した、世界におけるブランド価値を測る年次調査「ブランドZ 世界で最も価値のある日本ブランドランキングTop 50」( 英表記:『BrandZ™ Top 50 Most Valuable Japanese Brands Ranking』 以下、トップ50)によると、今年も首位を守ったのはブランド価値総額284億ドルのトヨタでした。通信プロバイダーのNTT *1(203億ドル)が昨年比1%増の2位を維持し、ソニー(120億ドル)が昨年比3%増で3位に浮上しました。

*1 :NTTはマスターブランドで、その内収益の過半数を占めるNTTドコモの評価を含みます。

ブランドZ -世界で最も価値のあるブランドランキング Top100-

WPP / Kantar、世界におけるブランド価値を測る調査 「ブランド Z」のグローバルブランドランキング 100 位を公開。

WPPグループ、日本のブランドランキング上位50を発表 最も価値のある日本の消費者ブランドはトヨタ

トップ50にランクインした日本ブランドの価値総額は2,230億ドルにのぼり、
トップブランドは依然、世界成長を遂げる可能性を秘めている

 

本日、WPPグループ(本社:イギリス・ロンドン、最高経営責任者:マーク・リード 以下、WPP )とそのグループ企業であるKantar(以下、カンター)が初めて発表した、世界におけるブランド価値を測る年次調査「ブランドZ トップ50最も価値のある日本ブランドランキング」( 英表記:『BrandZ™ Top50 Most Valuable Japanese Brands Ranking』 以下、ブランドZトップ50日本ブランドランキング)によると、1位を獲得したのはブランド価値総額289億ドルのトヨタでした。2位には通信プロバイダーのNTT(日本電信電話)(201億ドル)、3位にはホンダ(117億ドル)がランクインしました。

ブランド生態調査(3)顧客はライバル企業の両方が好き(後編):花王とライオン

前編では、ANAとJALとでファンがかなり重複していてそれは特に若年層で顕著だと述べました。以下では、花王とライオンを採り上げます。

新しいブランドの眺め方(2):ブランド生態図

世間では何となく「ANAのファンはクルマだとBMWが好き」、「スターバックスのファンはニトリよりIKEAが好き」、「P&Gのファンは楽天よりAmazonが好き」といったことが何の根拠もなく語られることがあります。

われわれのデータはこれを事実ベースで確認することができます。どれももっともらしいですが、結果を先取りして申し上げると正しいのは2番目だけでした。ANAファンは特に好きなクルマのブランドはなし、P&GファンはAmazon、楽天ともに取り立ててファンではありませんでした。特にANAは61個の親近なブランド(「親近」は以下で説明します)が確認されましたがその中にクルマのブランドは一つも入っていませんでした。

新しいブランドの眺め方(1):生活者のナマの声をたしなむ

このシリーズでは、先にご紹介した「ブランド生態調査」の定性的情報がブランド育成を目指す人々にいかに新しい視座を提供しているかを何回かに分けてご紹介します。

 

「特定の土壌にはそれに合った植物が育つのと同じように、ブランドと生活者との間にも相性の良し悪しがあるはずです」というのがブランド生態調査の基本理念で、それを明らかにすべく、生活者のナマの声をできるかぎり恣意性のないかたちで大規模に収集しようというのが今回の調査の狙うところです。回答者は食、住まいなど合計11の領域の中からバランスをとって選ばれた7つの領域で自分の好きな商品や企業の名前とそれが好きな理由を最大3つまで挙げるよう求められます。

各領域に含まれるものの説明以外何のヒントもないので、そこで名前が挙がるということはその人の脳に相当深い記憶の痕跡があることになります。それらは回答者の脳の奥底から湧き上がってくる名前なので、それを「好きな理由」と一緒に並べて横並びに見るとその人の日ごろの生活スタイルだけでなく、多くの場合その奥の生活信条にまで遡って推測することができます。

ブランド生態調査2019 (2):ブランド力トップ50

 

お詫び:4月22日に行われた記者説明会のあと結果の再確認を行ったところ、名寄せ(アフターコーディング)の不備がいくつか発見されました。それを踏まえてスコアの再計算を行いました。その結果、何箇所かそのとき発表したランキングから入れ替えが生じました。このような混乱を招きましたこと心からお詫び申し上げます。

カンター、BrandZ(ブランジー)2019:世界で最も価値のあるブランドTop100を発表

世界最大規模の広告代理店「WPP」と、その調査・コンサルティング業務を担うカンターは、今年で14年目となる2019年の世界のブランド価値ランキングTop100および、調査レポートを公開しました。

ブランド生態調査2019 (1):ブランド力の測り方

(1)何をどう測るのか

1.1 「ブランドは顧客の頭の中の預金口座」

私は1998年に『パワー・ブランドの本質』(ダイヤモンド社)を著しその冒頭で、「ブランドとは一体何なのか」という大きな問に対する自分なりの答えとして「ブランドは顧客の頭の中の預金口座」であると述べました。

カンター、ブランドリフト測定において「Google Measurement Partners」に認定

この度、世界最大規模の広告代理店「WPP」の調査・コンサルティング部門を担う Kantar(本社:イギリス、 CEO: エリック・サラマ、以下カンター)は、Google Inc.(本社:米国、CEO:サンダー・ピチャイ、以下Google 社)の広告効果計測ツールのパートナー「Google Measurement Partners」に認定されました。