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㈱電通

㈱電通
白石幸太郎さん

株式会社電通コーポレートワン
人事オフィスHRマネジメント室 育成部長

白石幸太郎さん

佐野史恵さん

株式会社電通コーポレートワン
人事オフィスHRマネジメント室育成部

佐野史恵さん

今回は、今回は、株式会社電通の人材育成を担当する、電通コーポレートワン 人事オフィス HRマネジメント室の育成部の方々にお話しを伺いました。

Q. マーケティング検定を導入した経緯を教えてください。

白石さん
白石さん
㈱電通では2024年から、新入社員の教育施策の一環としてマーケティング検定を導入しています。今年からは、内定期間中の自己学習を支援する枠組みの中に組み込み、マーケティング領域の学習の軸として、受検を推奨しています。
佐野さん
佐野さん

他にもマーケティングを学ぶ手段はあると思いますが、その中でマーケティング検定を選んだ理由がいくつかあります。

まず、マーケティングの基礎概念を網羅的に学べることです。㈱電通はあらゆる側面からマーケティングを実施する企業ですから、さまざまな領域について偏りがなく、基本的な考え方を押さえられる内容になっていることは必要な要件でした。

次に、外部認定の指標として学習の節目=マイルストーンを作りやすいことです。自己学習はどうしても“やりっぱなし”になりがちですが、検定の合格というゴールがあることで学びが一定の成果として残りやすいと感じています。

もう一つは、結果レポートの発行など、団体受検をサポートするサービスが整備されている点です。㈱電通は規模も大きく、新入社員数も多いため、このようなサポートが提供されていることで、導入のハードルが低くなりました。

Q. 新入社員教育全体の中では、マーケティング検定はどのような位置づけになっていますか。

白石さん
白石さん
まず、業務のために学ぶべきさまざまな領域の中で、マーケティング領域の基礎は検定によって体系的に培う設計としています。㈱電通はマーケティングをビジネスの中核に据えている会社ですので、プロデュースからクリエイティブまで、どの領域であってもマーケティング要素が入らない仕事はありません。マーケティング検定3級では、マーケティングに関する基礎的な概念や考え方を網羅して学べることから、特に㈱電通のビジネスの共通基礎として位置づけています。
電通の3つの事業領域
電通の3つの事業領域 https://www.dentsu.co.jp/capabilities/
佐野さん
白石さん
㈱電通では、社内の会議でも専門用語が多く飛び交いますので、入社した時点でその言葉に慣れておいてほしい、という思いが以前からありました。検定は合否を含め、自分の知識の到達段階が分かりますので、必要なレベルの用語を身につけているか確認するのに活用できます。新入社員の教育プロセスとして、入社前後に知識のインプット→検定の受検→配属後の講義・演習・OJTで吸収を加速、というイメージをしており、配属前の“最低限の共通言語”として、マーケティングに関する知識レベルを揃えることを狙っています。
白石さん
白石さん
検定受検を通じて、新入社員には三つの力を身につけることを期待しています。1つ目は直感や曖昧さに頼らず、基礎理論(重要概念)に立脚して論点を整理し、根拠をもって考える力、2つ目は市場環境/戦略/リサーチ/消費者行動/4P・チャネル/サービス等、マーケティングに関する考え方を横断的に理解し、実務での“引き出し”を持つこと、3つ目は自分で計画し、締切に向けて進める自己管理・やり切る力を身につけることです。

Q. 実際の受検状況はいかがですか。

佐野さん
白石さん
研修制度の中では、いくつかの検定や試験を候補として提示しているのですが、中でもマーケティング検定の受検率は高いです。やはり、㈱電通の業務におけるマーケティング知識の必要性を強く意識しているようです。
白石さん
白石さん
実際、受検者からも、「マーケティング領域の社員とのミーティングに知識が役立っている」「クライアントの事業課題解決において、資格試験の過程で学ぶマーケティング全般(サプライチェーンやグローバル含む)のフレームワークや理論は大変役に立った」などの声が挙がっています。

Q. マーケティング検定に対して今後の展望等はありますか。

白石さん
白石さん

マーケティング検定は、一部の専門人材向け資格ではなく、全社員共通の基礎言語をつくるための土台と考え、以前より全社員向けの自己能力開発支援の枠組みにも取り入れております。

配属領域を問わずクライアント課題に向き合う全社員が共通の前提・概念・言葉を持つための基礎として位置づけて、3級・2級は、基礎から応用までの体系的理解、1級は、高度な実務・戦略レベルへの展開としてレベル構造のある資格として整理し、社員が自身のキャリアフェーズや課題意識に応じて「次のレベルに進める」状態を作ることを目指しています。

チェック㈱電通について

コーポレートサイト
https://www.dentsu.co.jp/
社名
株式会社電通
代表者
代表取締役 社長執行役員 松本 千里
就業者数
5,251名
事業概要
「人」への深い洞察を軸に、複雑化・高度化する顧客課題から本質的課題を見出し、統合的なソリューション “Integrated Growth Solutions” を提供。広告やマーケティングにとどまらない広い領域から顧客の持続的成長を支援し、社会の活性化に貢献します。
(2026年4月1日現在)
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